大河原先生のデザイン画の線
出見鳥です。
「閃光のハサウェイ」、やはり公開は再延期になってしまいましたね。ちょっと残念ですが、ここは安全第一! 落ち着いてその日を待ちたいと思います。
さて、先週はシマンアツクルの大河原メカ開発プロジェクトがどんな感じで始まったのかを書きました。
とにかく大河原先生にお会いすることが出来て、何とご快諾いただけちゃったそうなんです。
稲城市の徳尾観光課長さん、鈴木誠市議、そしてベース車両になるSUR-RON Light Bee Xの輸入代理店のKOHAKU-JAPANの方々です。
そして大河原先生!
こうして開発が始まったのですが、まず必要だったのは、何と言っても!
はい。デザイン画です。
弊社の黒幕役員の考えたコンセプトはずばり、大河原先生の地元である稲城市をモチーフにした電動バイクというものだったのですが、それを元に大河原先生があっという間に描いてくださったデザインがありまして、詳しいことはよくわからないのですが、一発で採用だったみたいです。まだお見せ出来ないのが残念なんですが、カッコいいです。大河原先生のデザインって、特に原画をご覧になった方はおわかりいただけると思うのですが、メカなんだけど線が優しいんですよね。私も機械の設計図は山ほど見てきたから感じるのですが、工業製品の設計図っていかにも機械ですって感じのシャープで冷たい線で描かれているんですよ。今はCADソフトで描くから特にそうですけど。
ところが大河原先生のデザイン画って、手で描かれているのもあると思うのですが、それだけではなくて、機械なんだけど人間味があるような。ヤッターワンみたいな、シンギュラリティ越えているような人工知能搭載のメカに人間味みたいなものがあるのはわかりますけど、ザクやスコープドッグやダグラムのデザイン画でもやっぱり優しいんですよね。シマンアツクルに転職して見せていただいたデザイン画がまさに、あの大河原先生の線で、いやあ興奮しました。
では次回は、そのデザイン画からどのようにして試作品を作ろうとしているのか、その辺を書かせていただきますね。
試作出来るのか? 俺に!? (しなきゃダメですよね)